アッヴィ【ABBV】の今後について考える

2021/3/23

私の投資対象でもあります、米製薬大手アッヴィ【ABBV】が避妊薬製造事業を約50億ドルで売却する協議を進めているという報道がありました。

その報道を受けてか現地時間3月18日には、1株110.84ドルが102.80ドルまでと7%程下落しました。

現在、2021年3月22日現在、105.90ドルまで回復していますので、影響は限定的だったと考えております。

49年連続増配中で配当利回り5.03%と高配当銘柄なので、私としてもじっくり構えたいところです。

アッヴィといえば、主力薬の抗リウマチ治療薬「ヒュミラ」が2023年に米国で特許が失効することが懸念材料となっております。失効はまだ先の話ですが、今後のことを考えると考慮しなければいけない問題の1つなのかもしれません。

ヒュミラの販売に大きく依存していると言われていますが、2023年以降はどうなるのか。

新薬を続々と投入
ヒュミラが大きくクローズアップされるアッヴィですが、新薬も続々と開発されております。
近年ではC型肝炎治療薬「マヴィレット」が大きく売上に貢献。RSウイルス感染症治療薬「シナジス」、パーキンソン病治療薬「デュオドーパ」の他、新たな成長戦略として、がん治療薬に注力しているようです。慢性リンパ性白血病のBCL-2阻害薬「ベネトクラクス」をはじめ、非小細胞肺がん、卵巣がん向け「ベリパリブ」など、研究開発型企業として今後も躍進を期待したいところです。
投資判断云々は別として、医療関係企業に投資するということは1つの意義があると私は考えております。微々たる投資でも医療の発展に貢献できたと考えて、その上高配当もいただけるのであれば嬉しいものではないでしょうか。