低迷脱出か?高配当銘柄アルトリアグループ【MO】

2021/3/30

米国株投資をする上で、高配当銘柄に投資するか否かは、投資スタイルによって賛否あるかと思います。私のスタンスとしては、成長銘柄、高配当銘柄どちらに偏る訳ではなく、どちらも美味しいところ取りをしたいと考えております。

たばこ関連銘柄は、他の業種と比べても一際高配当銘柄が多いですが、その中でも私はアルトリアグループ【MO】へ投資しております。私の平均取得単価は約47.80ドルでした。コロナの打撃を受けて大暴落して一時期は、1株34.28ドル(2020年3月20日)まで下落してだいぶ胃が痛い毎日を過ごしました。

暴落しても高配当銘柄ということが保有し続ける要因であったことは間違いありません。ありがたいことに無配当になることもなく、12年連続増配を維持してくれています。景気も相場も低調な状況であっても株主への還元を怠らない姿勢は投資する側としても安心できます。私の保有していた米国株の中にはコロナショックに耐えられず、連続増配で高配当だったのに無配当になってしまった銘柄もあります。(既に手放しましたが)

たばこ関連銘柄をポートフォリオに組み入れるか?
たばこ関連銘柄の代表格、の3銘柄を比較してみました。直近の配当利回りを見るとブリティッシュ・アメリカン・タバコ  【BTI】の配当利回りが7.47%とかなりの高配当ですが、連続増配ができていませんので配当目当てと考えると不安ですね。
2021/3/30現在 配当利回り 配当性向 連続増配年数
アルトリアグループ【MO】 6.58% 81.52% 12年
フィリップモリス【PM】 5.28% 92.49% 12年
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ  【BTI】 7.47% 71.67% 1年
配当性向は、【配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100】ですので、どの銘柄も株主還元意識の高さが伺えます。
ここ1年程のダウ平均(黄色線)、アルトリアグループ【MO】(青線)、フィリップモリス【PM】(赤線)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ  【BTI】(緑線)のチャートを比較してみました。
ダウ平均に一番近い動きはフィリップモリス【PM】ですが、アルトリアグループ【MO】の伸びが目立っています。
日本やアメリカに限らず、喫煙者は減少傾向にありますし、たばこ市場は益々厳しい状況であることには変わらないです。しかし、中国やロシアでは、男性喫煙率が50%弱、インドネシアの男性喫煙率は70%程と喫煙者が多い国はまだまだ多いので、今すぐたばこ業界の足元が揺らぐということはなさそうです。(日本の男性喫煙率は30%程)
たばこ関連銘柄への集中投資はリスキーですが、一際高配当なので気分的にもかなりお得な気分が得られます。寝かせているお金があれば、投資対象として検討してみてはいかがでしょうか。