はじめまして。「あらや」と申します。
主に米国株投資をしている兼業投資家です。
FX投資 ⇒ 引退
日本株投資 ⇒ 控えめ
現在は主に米国株投資です。
投資へ思いを馳せる
一番最初のきっかけは私の母方の祖父でした。私の祖父は趣味で株式投資を行っていて、私の幼いころに「中村屋(2204)」の優待券をよく私の母にくれていました。そしてその優待券を使って新宿にある中村屋のレストランでインドカリーを食べるのが毎度の楽しみでした。
私は中村屋のインドカリーが大好物だったので、祖父が優待券をくれたときには中村屋のインドカリーが食べれると心を踊らせていました。そしていつかは自分も中村屋の株を取得してインドカリーを食べたいと幼いながらも思いを馳せていました。冷静に考えれば中村屋の株を持っていなくてもインドカリーは食べれますが、子供なので中村屋の株があればインドカリーが食べれると思っていたのです。大きくなったら僕も中村屋の株を持ちたいと祖父に話したところ、嬉しそうな笑顔で頷いてくれたことを今でも覚えています。
最初の投資対象はFX(外国為替証拠金取引)
時は流れ、あっという間に社会人になって数年後、株式投資にはまだ踏み切っていない時に、友人S君からFX(外国為替証拠金取引)投資の話を持ち掛けられました。
「FXは儲かる」と言われ、その当時の彼のFXの実績を見せられたとき驚愕しました。1日の売買で10万円以上稼いでいる日が何日もあり、彼は大きく資産を増やしていました。売買で利益が上げられなくてもスワップポイントで利息が毎日得られると話を聞いて、FX投資の魅力に取りつかれてしまいました。
日本株は基本的に100株からの投資ということもあり、資金面から株式投資に踏み切ることができていなかったが、FXは比較的低予算から始められるということで、私もFXデビューすることにしました。
最初のうちは(米ドル/円)で取引を始め、そのうち(ユーロ/円)(ニュージーランドドル/円)、(カナダドル/円)、など、金利の高い取引にも手を出し始めました。
大きく儲けることもなければ、大きく損することもなく、取引1年目は30万円程のプラスで終了しました。
2年目に落とし穴
当時FX(外国為替証拠金取引)は、始める人の9割が「自分は利益を挙げられる」と考えて始めるが、9割以上の人が1年以内にFX取引から退場すると言われていました。というのも当時は高レバレッジ全盛時代で、より高いレバレッジで取引をして多くの利益を短期間で挙げるということが、FXの魅力とされていました。高いレバレッジで取引すれば大きな利益を挙げられるかもしれませんが、逆に大きく損をすることも考えられます。
ハイリスクハイリターンということもあり夢はあるものの、大きく損をしてFX取引から退場する人は後を絶たない状態です。
私は当時レバレッジ100倍という今ではあり得ないハイリスクで取引を行っていました。(現在は金融庁の規制により最大25倍)簡単に言えば1万円の手元で100万円分の取引ができるということなので、借金して取引をするみたいな感覚と言ってもいいかもしれません。
そんなハイリスクな取引を続けていたにも関わらず、1年以内に退場することはなかったため、そこに大きな勘違いが生まれたことは否めません。「自分はFX取引の才能があるかも」なんて馬鹿な妄想が働きました。
そんなある日、とある証券会社が主催するセミナーに参加することになりました。ボリンジャーバンドとMACDに関するセミナーということでした。当時はチャート分析に関して貪るようにいろいろと勉強をしていましたが、少しでも成果を挙げたいという思いからセミナーに参加することにしました。
セミナー会場には当日多くの投資家の方々が来ていて、会場は熱気に包まれていました。19時からスタートした2時間のセミナーを終えて、自分なりにチャート分析に取り入れたいことが見えてきました。
意気揚々と帰宅して早速PCの電源を入れ、取引画面を開いたところ、預けてあった証拠金の残高がほとんどないことに呆然としました。「そんな馬鹿な!」。100万円以上あった証拠金は何度見ても残高が2万円程しかありませんでした。
後からわかったのですが、帰宅する1時間ほど前に為替相場で大暴落が発生しました。その当時私はよりハイリスクな(ポンド/円)を主に取引していました。(ボンド/円)は値動きが激しく、他の通貨とは比べ物にならないくらいの乱高下をします。そのため、その大暴落に私の預けてあった証拠金が持ちこたえることができず、自動損切りによって預けてあった資金はほとんど消し飛んでしまいました。チャートを見ると時間にして約3分程の出来事でした。
FX(外国為替証拠金取引)引退
多くの資金を失い、絶望しつつもなんとか取り戻そうと躍起になっていましたが、損を膨らませるばかりでまったく成果が出せなくなってしまいました。
いよいよこれ以上は損をできないというところまで追い込まれ、FX(外国為替証拠金取引)を引退する決意をしました。
ただ単にお金と時間を失っただけで、自分は何をやっていたんだと当時は自責の念に駆られましたが、この経験が投資家としての礎になっていることは間違いないかと思います。
日本株投資、そして米国株投資へ
FXを引退後、しばらくして日本株投資を始めました。FXでの痛い経験を元に、現物取引のみで信用取引には手を出しませんでした。
日本株取引は、大きな成果を挙げたと思ったら、大損したりとあまり成果を挙げられている実感が湧かない状態というのが正直なところでした。
パッとしない日本株投資をしているうちに、自分の中でいろいろと考えさせられる事態が発生しました。
私は普通のサラリーマンなので、日本株の取引時間は本業の真っ最中ということです。株価が気になって仕事中に値動きをチェックすることも多々ありましたが、時折今売買したいと思わせるような事態が発生したりすると値動きが気になって仕方ない状態になります。
値動きがある最中にまともな取引ができないことについて、日本株取引は向いていないんじゃないかと考えることが多くなりました。
FX取引をしていた時は夜間帯、つまり米国市場の取引時間が主な取引時間だったため、仕事を終えて帰宅してから取引するという流れだったので、取引に関しては特にストレスを感じていませんでした。もちろんFXの場合は、仕事中の昼間も値動きがあるので全く影響がないとは言い切れませんが・・・。
いろいろ考えるうちに、夜間帯に取引する米国株の方が良いのではないかと考えるようになりました。
もちろん、米国株ということは日本株より馴染みのない会社が多く投資対象も狭まってしまうのではないかという危惧もありましたが、そもそも日本株だって投資対象とする会社のことはいろいろと調べなければならないし、不確定要素があるのは、日本株だろうが米国株だろうが変わらないです。英語ができなければ投資できないという訳でもないし、まずはチャレンジしてみようと米国株投資を開始しました。
米国株投資は安住の地か
現在、私の全資産の8割強が米国株となっております。FXや日本株投資の時でもそこまでの割合になったことはないのですが、それだけ自分に合っていると実感しています。
コロナ禍ということもあり、今後の情勢はまだ不透明ですが、私は今後も継続して米国株投資を続けます。そしてこのブログを通じて自分が行っている投資内容を伝えていきたいと思います。成功例、失敗例いろいろとありますが、少しでも情報を参考にいただけましたら幸いです。